【2022年版】ウーバー配達員の最高月収は100万円を超える？

「ウーバーイーツ配達員の最高月収っていくらなんだろう？」

今では街で見かけない日はないくらい溢れかえっているウーバー配達員ですが、実際にどのくらい稼いでいるのか気になりますよね。

結論から言うとウーバー配達員の最高月収は100万円を超えています。

しかしこの数字を達成するのは簡単ではなく、2022年の間に月収100万超を達成しているのはわずか1人しかいません。

この記事では月100万を達成したウーバー配達員のリアルを、実際の数値を見ながら解説していきます。

配達時に気をつけているポイントまで公開していますので、ぜひ参考にしてください。

【2022年】ウーバーイーツ配達員の最高月収は100万4,147円

2022年のウーバーイーツ配達員最高月収は『100万4,147円』です。

2022年に100万超えを達成したのは大阪の配達員『カリスマさん』1人だけになります。

カリスマさんは2022年1月1日～29日の間で100万超えを達成しています。

フードデリバリー業界未経験3ヶ月目の
🔥最速100万円への挑戦🔥

1月合計1004147円⭐️29日㊗️達成㊗️

前例のないUber史上初の
大阪＆関西で100万達成なり✌️

前例ないから無理や‼️とか
限界に囚われるのではなく、
前例がないからこそ
自分で道を開ければいいし、
限界は決めたら終わり‼️
突破するもの‼️ pic.twitter.com/2jXozhfbyW

— 神様🥺仏様🥺⚡️カリスマ様⚡️ (@foO2u0mcJ6fedRX) January 29, 2022

ウーバーイーツの報酬制度

ウーバーイーツの報酬制度で覚えておいてほしいのは時給での報酬ではなく、1件ごとの配達報酬であることです。

配達した件数に応じてお金がもらえる仕組みになっているので、1件ごとの配達報酬が大事になります。

ウーバーイーツの配達報酬は、5つの要素から構成されています。

1. 基本報酬
2. 配達調整金
3. ブースト
4. ピーク料金
5. チップ

（参考：配達情報の事前提示および報酬体系｜Uber）

基本報酬 （ベース）

配達にかかる時間や距離を基に算出されており、基本報酬は1件ごとに違います。

算出方法は公式から発表されていないため、細かい計算はできません。

配達調整金

【道が混んでいた・商品の待ち時間が長かった・配達パートナーが少ない】場合に配達調整金が追加されます。

基本報酬と同様、算出方法は公式から発表されていません。

ブースト

ブーストは基本料金に対して一定の倍率（1.2,1.4,1.6倍など）で適用されますが、地域・時間ごとに適用される倍率は変わります。

2021年5月の報酬改定により、上述した【基本報酬+配達調整金+ブースト】の3つの最低金額は300円になりました。

ピーク料金

注文が多い地域と時間に合わせて、マップ上に『シミ』と呼ばれるピーク料金が表示されます。

その日の需要によっても変わりますが、シミの金額は100円〜200円です。

シミが出る地域（※）は【東京・神奈川・愛知・大阪・兵庫・福岡】の6県。

シミが出る時間は【11時〜14時・17時〜21時】がメインになります。

配達員と注文数の需要と供給の関係によりますので、シミが出る時間は前後する可能性があります。

地域によってはピーク料金がない場合もあります。

チップ

お客さんからいただくおまけの報酬がチップです。

5つの要素【基本報酬・配達調整金・ブースト・ピーク料金・チップ】が合わさった合計金額が、ウーバー配達員の報酬になります。

1件あたりの計算例

実際に配達した1件あたりの報酬画面が下記になります。このケースの売り上げの場合は1,123円です。

料金の中に『基本報酬（ベース）+配達調整金』が入っており、プロモーションの中にブーストが入っています。

ピークタイムにはプロモーションの中に『ピーク料金+チップ』が加算され、合計がウーバー配達員の報酬になります。

月収100万円を達成するために配達員が目指すべき指標

2021年・2022年に月収100万円を達成した3名を基に、『月収100万円を達成するために配達員が目指すべき指標』を表にしました。

※青文字をクリックすると各配達員の100万円を達成したツイートに飛びます

比較項目	カリスマさん	Ryoさん	みすたぁーさん
100万円を達成した時期	2022年1月	2021年12月	2021年7月
配達エリア	大阪	東京	東京
乗り物	バイク（50cc）	バイク（50cc）	バイク（125cc）
1ヶ月の売上	1,004,147円	1,002,062円	1,000,230円
配達日数	29日	29日	29日
オンライン時間（※）	約384時間	約383時間	約368時間
乗車回数	1,370件	1,428件	1,512件
1時間の乗車回数	3.5件	3.7件	4.1件
1件の単価	約733円	約701円	約661円
時給換算	約2,615円	約2,615円	約2,710円

（※）オンライン時間・・・配達開始ボタンを押し、ウーバーからの依頼を待っている時間

乗り物

月収100万円を達成する配達員は、3名ともバイクで配達しています。

バイクの中でも50ccと125ccがありますが、どちらでも達成していることがわかりますね。

月収100万円を目指したい人は、バイクで配達をした方が良さそうです。

オンライン時間

オンライン時間をみてみると、3名とも『1ヶ月で360時間』を超えていて、平均すると『1ヶ月で約378時間』配達していることがわかります。

この平均値を29日配達で換算すると、1日あたりのオンライン時間は『約13時間』。

月収100万円を目指したい人は、1日あたり13時間を目安に配達するといいでしょう。

乗車回数

乗車回数は、一番低いカリスマさんでも『1,370件』。3名の平均値は『1,436件』になります。

この平均値を29日配達で換算すると、1日あたりの乗車回数は『約50件』。

月収100万円を目指したい人は、1日あたり50件を目安に配達するといいでしょう。

1時間あたりの乗車回数

1時間あたりの乗車回数は【乗車回数÷オンライン時間】で算出され、一番少ないカリスマさんでも『1時間あたり3.5件』です。

少ないとはいっても1時間に3.5件なのですから、ひとつの配達を17分程度で終わらせる必要があります。

1件あたりの単価

1件あたりの単価は、カリスマさんが『約733円』と一番高い値になっています。

注意していただきたいのは、1件あたりの単価がクエスト（※）込みになっていること。

（※）クエスト・・件数に応じてもらえる報酬。人・地域によって異なる。

クエスト込みの1件あたりの単価が733円なので、実際にウーバーからの依頼金額は低くなります。

月100万円を目指したい人は、クエストの影響で計算が難しくなる単価を意識するより、単価に関係のある乗車回数1時間あたり3.5件を目安に配達すると良いでしょう。

時給換算

時給換算を見ていくと、3名ともほぼ同じの2,600円～2,700円程度になっています。

こちらもクエスト込みの時給になっているため、クエスト抜きの時給の場合はこの値より少なくなります。

クエストは人によって違うので一概には言えませんが、月収100万円を目指したい人は1ヶ月を通して『時給2,600円程度』をキープする必要がありそうです。

月収100万超え配達員が配達時に意識している8つのポイント

月収100万超え配達員が配達時に意識しているポイントは『Ryoさん』のインタビュー動画を基に作成しています。

Ryoさんが月収100万円を達成したのは2021年12月ですが、2022年4月に『1週間で30万円超え』を達成している唯一の人です。

月収100万円を達成した人の中でも『売上日本記録保持者』の実績があるRyoさんなので、情報の信憑性は高いと思います。

今回はRyoさんのインタビューを基に、配達時に意識しているポイントをまとめました。

インタビュー動画を観たい方はこちら

（※）運転時間・・・ウーバーからのリクエストを受け取って、配達完了ボタンを押すまでの時間

①1日35,000円を目安に配達する

月収100万円を目指すなら、1日35,000円を目指しましょう。

1日35,000円を目安に配達すれば、約29日で100万円は超えます。

注意しておきたいのはクエストが入るタイミングで日によって売上にばらつきが出ること。

35,000円×7日で約25万円になるので、1週間で25万円を目安にした方がわかりやすいです。

②1日12時間の運転時間を使い切る

月収100万円を目指すなら、1日12時間の運転時間（※）を使い切って配達しないと難しいでしょう。

（※）1日12時間の運転時間・・・疲労防止のためUberが定めている運転時間。12時間オンラインした後は6時間経つと再度オンラインできる

100万円を達成するのは簡単ではないので、1日にオンラインできる時間を限界まで使わないと難しいです。

③ウーバーからの依頼を慎重に選ぶ

月収100万円を目指す上で一番大切なのが、ウーバーからの依頼を慎重に選ぶことです。

【ピークタイムのシミを取る・商品受け取りが楽なお店を選ぶ】を基準にUberから依頼を受けましょう。

ピークタイムのシミをとる　

単価をアップさせるためにシミを取りたいので、あらかじめシミが出る範囲を把握し、その中で配達する必要があります。

その中で一番大事になるのが『お客さん先の住所』です。シミの範囲外にある住所だと次の配達で単価が下がってしまいます。

月収100万円を稼ぐためには、ピークタイムのシミを取るようにお客さんの住所は気にしましょう。

商品受け取りが楽なお店を選ぶ

商品受け取りが楽なお店を選ぶのは、1日12時間しかない運転時間を節約するためです。

1階にあるお店や商品の準備が早いお店を、あらかじめ覚えておくのがおすすめです。

商品受け取りまでに時間がかかるお店を選んでしまうと、配達開始ボタンを押して待つことになるため運転時間が減っていきます。

1日12時間しかない貴重な運転時間を商品待ちで無駄にするのはもったいないので、お店選びも重要になるのです。

④タワーマンションの少ないエリアで配達する

タワーマンションの少ないエリアを配達するのは、1日12時間しかない運転時間を節約するためです。

タワーマンションは高階層なので、入り口からお客さんの部屋に行くまでに時間がかかります。

また入室に防災センター（※）を通る場合もあるため、かなり時間がかかるのです。

タワーマンションの住所を覚えきれていない人は、タワーマンションが少ないエリアでの配達がおすすめです。

（※）防災センター・・・通常の入り口とは別の入口。防災センターにいる警備員から入館証をもらいマンション内に入る

⑤毎日地図を見て覚えるまで復習する

月収100万円を目指すなら、毎日地図を見て覚えるまで復習しましょう。

マップを見ずに配達できれば、スマホ画面を見る時間を節約できるため運転の効率が上がります。

また地図を覚えていればウーバーからの依頼の時点でお客様のお届け場所がわかるため得意なエリア内で配達ができます。

お客様の住所をiPhoneの場合は地名。Androidの場合は地図上にピンが表示されます

『みんなの行政地図』を印刷し、実際に番地を書き込んで覚えましょう。

⑥毎日同じルーティーンで配達する

毎日同じルーティーンで配達すると、売上を安定させることに繋がります。

ウーバーの売上はお客さんと配達員の需要と供給によって決まっており、予想するのは難しいです。

そうなると売上を予想するのも難しくなるので、需要供給に関わらず同じルーティーンで配達して売上を安定させます。

月収100万円を目指して休まず配達するためにも、毎日同じルーティーンで自己管理を徹底する必要があるのです。

⑦配達バッグを乗り物に固定する

1日12時間配達するためには配達バッグを乗り物に固定しましょう。

配達バッグを背負ったり、背中にバッグを持ってくる動作だったりと体への負担を少しでも減らせます。

ただし、背負うのに比べて商品がズレやすくなるので注意してください。

受取時にバッグの中の商品をしっかり固定し、段差があるところではゆっくり走行するようにしましょう。

⑧交通ルールを守る

いくら急いでいるとはいえ、交通ルールを守らないのは問題外です。

仮に違反して捕まってしまった場合、その後の警察とのやり取りで1,2時間取られ、配達できない時間が多くなってしまいます。

急ぐ気持ちはわかりますが、交通ルールを守り安全運転で1日12時間配達しましょう。

ウーバー配達員で最高月収100万目指せます

ウーバー配達員で最高月収100万を目指せるのは、実際の数値からもわかってもらえたかと思います。

月収100万を目指すための必須条件としては【バイクでの配達・毎日配達・12時間の運転時間を使い切る】の3要素で、月収100万を目指すための最低ラインといってもいいでしょう。

月収100万配達員ノウハウを吸収するのもOKですが、正直自分で配達して体感するのが一番早くコツをつかむことができます。

まずは配達して自分なりのコツを見つけつつ、繰り返すことで自分のノウハウを貯めていくようにしましょう。