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ロードバイクでuber配達は可能?向かない理由と解決策を解説

「手持ちのロードバイクでuber配達は可能なのだろうか?」

「ロードバイクを使って何とかuber配達をしてみたい!」

「前傾姿勢で運転していると料理が傾かないか不安・・・」

こういった疑問・課題は愛車でuber配達をしたい多くのロードバイク乗りの方が抱えています。

結論としては、ロードバイクとuber配達の相性は決して良くはありません。

本記事では、ロードバイクでの配達が難しい理由や、ロードバイクで配達するならば気をつけるべきポイントについて解説します。

この記事でわかること

  • ロードバイクがuber配達に向いていない理由
  • ロードバイクでuber配達する際の注意点
  • ロードバイク以外の乗り物について

お手持ちのロードバイクを配達に活用するか迷われている方には選択の参考になりますので、ぜひご一読ください。

uberでロードバイク配達をおすすめしない理由3つ

ロードバイクがuber配達と相性が悪い理由は3つあります。

  • ロードバイクは街中での走行には不向き
  • 料理がこぼれやすい
  • 盗難リスクが高い

①ロードバイクは街中での走行には不向き

スピードの制御がしにくいロードバイクは人ごみの多い街中での走行には向いていません。

uber配達で重要なのは砂利道・段差などの悪路面でも走れる安定性や、急な歩行者の飛び出しにも対応できるブレーキの制御力です。

状態の良い路面を速く走ることを追求したロードバイクの苦手分野であり、uber配達に向いているとは言えません。

②料理がこぼれやすい

ロードバイクはスピードを出すため前傾姿勢を取りやすく、配達バッグを背負った運転は商品を大きく傾けてしまい料理がこぼれる可能性があります。

また、まっすぐな姿勢での運転も疲れやすく長時間の配達には向きません。

タイヤも細く安定性にかけるため、段差などでの振動も不安です。

ロードバイクは安定した姿勢で商品を運ぶ必要のある配達にuberでの配達に向きません。

③盗難リスクが高い

ロードバイクは高価なため、他の自転車に比べて盗難リスクが高いです。

ロードバイクは軽量で持ち去りやすいため、タイヤにロックをかけていても担(かつ)いで持ち去られることがあります。

有名なブランドの車種を使う場合は特に狙われやすいため慎重な対応が必要です。

お店に注文を取りに行く時、お客様に商品を届ける際に自転車から離れるため、配達時の盗難のリスクがあるので注意しましょう。

ロードバイクでuber配達する場合に気をつけるポイント

ロードバイクはuber配達と相性が良いとはいえませんので、配達で使う場合は以下の3つのポイントに気をつけましょう。

街中は特に安全運転を意識する

ロードバイクで街中をuberしながら走る際は、誰かと衝突や転倒すると商品が崩れてしまうので、安全運転に気をつける必要があります。

  • 急停止できる程度のスピードで走る
  • 段差や砂利道などの悪路を走る時は揺れないように注意する
  • ブレーキが弱いなら制御力の高いものに変更 など

たまにスピードを出している配達員はいますが、急な飛び出しもありますので、街中では安全運転を意識するようにしましょう。

天候が悪い日は無理に配達をしない

悪天候時の配達には危険ですので、ロードバイクでの配達は控えた方がいいでしょう。

ロードバイクはタイヤが細く安定性に欠けるため、大きな配達バッグを背負った状態で横から突風に煽(あお)られると転倒するかもしれません。

特に、キャリパーブレーキを搭載しているロードバイクは制御力が低下します。

雨天は注文が多いことや、特別ボーナスが出やすいことから稼ぎ時ではありますが、安全面からみると配達を控えた方がいいでしょう。

料理が傾かないように工夫をする

綺麗な状態で配達できるよう、料理が極力傾かない工夫が求められます。

直立の姿勢で運転する

配達バッグが水平になるよう直立の姿勢で運転することにより、料理が傾くのを回避できます。

ただし、ロードバイクを運転しやすい姿勢ではないため、4時間以上の長時間の配達には向きません。

バッグの中身が傾かないよう細工する

便利グッズを使うことで、ある程度前傾姿勢になっても料理を傾けずに配達ができます。

  • バッグの底敷きにペットボトルキャップ分くらいの傾斜をつける
  • バックレスト(簡易背もたれ)をつけてバッグと体の間に隙間を作る

バックレストはバッグが身体に密着しないため夏場の蒸れ解消にもおすすめです。

どちらの方法も、1,000円程度の投資で料理をこぼすリスクを大幅に軽減できます。

バッグを荷台に固定する

自転車本体に荷台を設置し、その上にバッグを固定することにより、背負う必要がなくなるので思い切り前傾姿勢で運転が可能です。

ただし、以下の注意点があります。

声はSNSの情報です。

  • 荷台に固定する料理が振動を受けやすくなる(※「ほぼ問題ない」という配達員の声も)
  • 自転車への乗り降りが大変になる(多くのロードバイクは前から跨げないため)
  • そもそも荷台を設置できないタイプのロードバイクもある
  • ピック・ドロップ時に「バッグを持っていなかった」で低評価を押される可能性がある(※「実際にされたことはない」という配達員の声も)

バッグを自転車やバイクの荷台に固定している配達員は一定数いますが、ロードバイクには向いていないかもしれません。

盗難への対策を念入りに行う

ロードバイクは高価で盗難される可能性があるので、対策は念入りに行いましょう。

例えば、ロードバイクをフェンスや電柱にくくりつけて担(かつ)いでの持っていかれるリスクを下げる、もしくはビーコン(※)を設置して盗難されて追尾できるようにします。

(※)ビーコン・・・ロードバイク本体に取りつけ、スマホなどで位置情報を確認できる発信機のようなもの

ロードバイク以外でuber配達をする方法

uber配達はロードバイク以外にも方法があるので、具体的な乗り物について紹介していきます。

 ###サブ自転車を購入する(クロスバイク、電動自転車など)

Uberd配達をするなら、クロスバイクや電動自転車の購入を検討してみてもいいかもしれません。

  • 前傾姿勢にならずに済むので商品が崩れにくい
  • タイヤがロードバイクに比べて太いので段差などで走行が安定する
  • 体力の消耗が少ない ※電動自転車の場合

ちなみに、5万円~10万円前後で配達に適した電動自転車、クロスバイクが手に入ります。

電動自転車でuber配達している人は、よく見かけますので、購入に踏み切れなければ、まずはレンタルしてみてもいいでしょう。

バイクで配達をする

稼ぎたい方はバイクで配達するのがおすすめです。

バイクはロードバイクなどの自転車に比べて、お店から家までの距離のある人の注文を受けることが多く単価が高い傾向にあります。

また、バイクは体力消耗が少ないため長時間配達しやすいです。

50ccの原付バイクでも週1日の配達で月4万円以上は狙えますので、給料面を重視するならバイクで配達をしましょう。

ちなみに、バイクでの配達が不安な方は、レンタルバイクから始めることをおすすめします。

軽貨物で配達をする

雨や強風など、天候に左右されたくないのであれば軽貨物(事業登録をした軽自動車)を使った配達がおすすめです。軽貨物は長時間運転しても疲れませんし、夏・冬と暑くなったり寒くなったりと温度にも影響されません。

しかし、本体を含めた初期費用が高いのと、ガソリン代などのランニングコストがバイクや自転車に比べてかかります。狭い道に止めづらいなど、小回りも自転車やバイクと比べるとデメリットです。

天候や気温に左右されたくない、体力に自信がない人は軽貨物でのuberをおすすめします。

地域によってはuberウォーカーを使う

uberウォーカーの稼働エリアであれば、歩いて配達するという手段も考えられます。uberウォーカーは何も準備がいらない上、適度な運動にもなりますが、徒歩では移動に時間がかかりすぎるため稼ぎにくいようです。

uber配達をロードバイクでする場合は注意しよう!

平地を疾走する爽快感は抜群のロードバイクですが、安定性・配達品質・盗難リスクなどの観点からuber配達に適した自転車とは言えません。

ロードバイクを使って配達をするのであれば、安全対策・料理が傾かない対策・盗難対策が必要です。

配達をする選択肢はロードバイク以外にも数多くあるので、併せて検討してみてください。

この記事を書いた人

たな
たな
2021年10月から八王子で副業で50ccの原付バイクでフードデリバリーを始めました。UberEats、出前館、Menu、Woltとさまざまなフードデリバリーを経験し、配達件数は1500件超え。実際に配達員として学んだことや初心者が知るべきノウハウを発信しています。

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